ADFLCM1 リアルタイムCAN通信モニター「FLCM1」

マニュアルはこちらをご覧ください。
https://fundylab.com/2025/01/19/flcm1/
「FLCM1」はロボット及び産業用・車載用ネットワークで使用されるCAN(Controller Area Network)通信をモニタリングするための簡易モニター。
持ち運びしやすく、Type-C電源で動作するため出先や閉所・狭所などでも簡単にモニタリングすることが可能。
CANメッセージ確認や実験、モニタリング以外にも異常監視やCANメッセージ出力も可能です。
ファームウェア・ハードウェア共にソースデータを公開しており、ご自身で様々なカスタマイズを行っていただけます。
製品のターゲット層
ロボコンユーザー
産業機器の確認業務
車載ネットワーク機器の確認業務
製品の用途例
ロボット製作時、外出先での確認などに
産業機器や車載機器の簡易確認に
製品概要
・Microchip社のCANコントローラ内蔵トランシーバMCP25625を使用したリアルタイムCANモニター
MCP2515+MCP2551を合わせ持った機能を持ち、CANバスに接続して2.8inchタッチパネル付きLCDで直接モニタリングできます。
ハードウェアフィルタ/ソフトウェアフィルタによりCAN IDやデータフィールドをフィルタリング可能。
コンペアアウトによりデータフレームの値を設定した閾値と比較した結果を出力可能。
これらにより必要なデータのみを効率的に抽出して表示・出力できます。
CAN 2.0B、1Mbps max(CAN FD非対応)。
CAN Vbus電圧の簡易表示機能搭載。
製品詳細
・MCP25625搭載。CAN 2.0B、1Mbps max(CAN FD非対応)
・DSUB-9pinオスコネクタ、又は2.54mmピンソケット経由でCANバスへ接続可能。DSUBピン配置切替ヘッダ、ターミネータON/OFF切替ヘッダ搭載。
・ハードウェアフィルタはMCP25625内蔵で高速にCANメッセージIDをフィルタリングします。
ソフトウェアフィルタは内蔵のマイコンで単一のCAN IDをフィルタリングしたり、データフレームの切り出し機能を搭載。
コンペアアウト機能はソフトウェアフィルタで切り出しされたデータと、設定した閾値とを比較した結果を1/0(High/Low)で画面表示/LED表示/AUXコネクタからトランジスタ出力できるため、異常監視機能としてリレーやソレノイドを駆動出来ます。
・各種出力機能搭載。フィルタリング後のデータは搭載のLCD表示だけでなく、USB-シリアル経由のPC出力、AUXコネクタのSPI送信出力が可能。
・その他各種機能搭載。フィルタリング等の設定を最大8通り記憶できるため、モニター内容を現場ですぐ変更できます。エラー発生時はLEDとエラーコードで通知。
・ファームウェアは独自に改変可能。Arduinoのソースコード及びボードの定義は公開済み。その他回路図、ケースの3Dデータも公開しているため、独自のコントローラーやインタフェースとしても開発可能。裏の4本のビスを外すと分解できます。
ご注意!
本製品をお使いになるにはCAN通信についての知識が必要です。
(*ケーブル類は付属致しません。)
【本体寸法】 W115×D100×H22mm(突起物除く)
【重量】 約150g
【CAN接続】 D-Sub 9pinオスコネクタ搭載。ヘッダの差し替えでCAN標準ピン配置(CiA DS102推奨)/OBD-II用ピン配置(市販のOBD2-DB9変換ケーブル接続用)に切り替え可能
【電源供給】 CAN Vbus DC7~18V、又はUSB-typeC DC5V
【内容物】 保証書
【保証期間】 6か月
【生産国】 日本
―――本製品取扱についてのご注意―――
・本製品は、ホビー向け商品です。
・ご利用の環境によってはすべての機能をご利用いただけない場合があります。
・本製品は実験研究用の開発キットです。法令に対応したスキャンツール類ではありません。また暗号化されたOBD2メッセージの表示や診断機能等はありません。
・通信遅延や内部遅延の仕様上、フィルタリング設定内容によっては表示及びシリアル通信時にCANメッセージが欠落する可能性があります。
・本製品の使用に関し当社の責に帰すべき事由に基づき、お客様に損害が生じた場合、
直接被害に限り、販売代金を上限として損害を賠償し、いかなる場合においても販売代金以上の損害を賠償しないものとします。
・その他、記載されている製品名、社名は一般的に各社の登録商標、商標です。
・改良のため、予告無く仕様変更をすることがあります。予めご了承下さい。