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IoTを始めよう! ADRSZIRR ゼロワンシリーズ赤外線受信ボード irrecordによる学習
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今回はirrecordによる赤外線リモコンコードの学習について解説します。
irrecordを実行する前に、
ADRSZIRR ゼロワンシリーズ赤外線受信ボードの使い方
“1.lircの設定”を済ませてください。
irrecordを実行すると、さまざまな注意事項が表示されます。
途中にPress RETURN to continue.”と何回か表示されるので、エンターキーを押して続行してください。
最初に、学習に入る前に環境光測定を行います。
“Checking for ambient light ~~~”と表示されるので、しばらく待ちます。
この間に自動で環境光測定を行います。
環境光測定が終わると、”Enter name of remote”と表示され、
リモコンの名前を要求されます。
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名前を入力すると、リモコン信号の解析が始まります。
リモコンのボタンを押して赤外線を送ると、点が打ち出されます。
規定の個数になると自動で次の手順に移るので、それまでの間リモコン上のボタンを何個か押して点を打ち出します。
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奨励はされていません。
解析が終わると、ボタン一つ一つの登録に入ります。
最初にボタンの名前を入力します。
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入力すると、赤外線コードの学習に入ります。
リモコンのボタンを押して赤外線を送信してください。
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学習すると、次のボタンの学習に移ります。
同じ手順でリモコン上のボタンを学習させていきます。
終了する場合は、ボタンの名前が空白のままエンターキーを押すと設定ファイルを書き出して終了します。
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終了すると、カレントディレクトリに”<リモコン名>.lircd.conf”というファイルが作成されています。
これを”/etc/lirc/lircd.conf.d”にコピーし、Raspberry Piを再起動させてください。
以上で学習は終了です。
正しく学習がされてるかを確認するため、”irw”コマンドを実行しましょう。
受けとった赤外線を解析し、学習ファイルと照合して判定を表示します。