模型電光取扱い説明

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本製品は、模型や小型ディスプレイ作品に最適な超小型 LED 制御基板です。
USB Type-C でパソコンとつなぎ、専用アプリから点滅・フェード・回転灯など多彩な発光パターンを6本の LED ごとに設定できます。
はんだ付け不要のコネクタ式で差し替えも簡単。保存した設定は電源を入れるだけで即再現。
さらに本基板は “オープンソース” ― アプリ/ファームウェア/設計データを公開しており、誰でも自由に改変・再配布が可能です。

“オープンソース”って何?

  • 回路図・ファームウェア・PC アプリのソースコードを GitHub で無償公開
  • ライセンスに従えば 改造・再配布・商用利用も自由
  • コミュニティと共有して、自分だけの光パターンや新機能を作成・交換できます

製品の用途例

  • 模型内部の電飾演出(コックピットやスラスターなどの点灯)
  • 情景ジオラマの光演出(扉の開閉や警告灯などとの連動)
  • 小型作品・アクセサリーでの視覚効果
  • コスチューム小道具への組み込み(スイッチ連動の発光など)

製品の特徴

  1. とにかく小さい18× 27 mm のミニ基板だから、模型やジオラマにも仕込みやすい
  2. つなげて選ぶだけLEDとスイッチはコネクタでポン。パソコンとUSB Type-Cでつないで、アプリで光り方を決定。
  3. 模型や小物を“動く光”で演出できる― 点滅・ゆらぎ・回転灯など、好きな光り方を選んでワンタッチで再生。
  4. はんだ付けなしでLEDの取り替え・配置が自由― コネクタで抜き差しするだけ。あとから色や位置を変えてもラクラク。
  5. 光り方をパソコンで簡単に作って保存― USBでつなぎ、専用アプリで設定。いったん設定を基板上に保存すれば、電源を入れるだけでいつでも同じ演出が再現できます。

設定できる光らせ方(8パターン)

パターン概要主な調整
点滅パッと光って消えるシンプルなフラッシュ点灯時間・消灯時間(0.01~30秒)
点灯常時一定の明るさで点灯明るさ(0~100%)
明滅ゆっくり明るくなり、ふわっと消えるフェード速度・消灯時間
ゆらぎロウソクのように揺らめく揺らぎの強さ・速さ
蛍光灯わずかにちらつく光り方チラつきの度合い
マズルフラッシュ銃口の閃光のような発光を再現点灯回数・スピード・間隔
回転灯3ピン順番に光る回転演出 回転スピード
無効そのチャンネルは使わない

すべて0.02 秒単位で細かく調整でき、作った設定は基板に保存されるので電源をつなぐだけでいつでも再現できます。

スイッチ(センサー)と連動できる5つのモード

モード動きこんな使い方にピッタリ
いつでも光る(スイッチ無視)電源を入れた瞬間から設定通りに発光し続ける常設展示・机上ディスプレイなど、常に点灯しておきたい模型
スイッチONで光るスイッチが押されているあいだだけ点灯武器の“トリガー”や、潜水艦模型の“潜望鏡ライト”など瞬間演出
スイッチOFFで光るスイッチが離されているあいだだけ点灯扉を閉めた時だけ内部が光るジオラマなど、逆転の発想演出
押すたびに切り替え(ONトグル)スイッチを押すたびに ON ↔ OFF を交互に切替ジェット噴射をワンボタンでON/OFF、展示中に手軽に操作
離すたびに切り替え(OFFトグル)スイッチを離すたびに ON ↔ OFF を交互に切替プッシュスイッチを軽く弾くだけで光を切り替える小物

接続・設定の流れ

  1. スイッチ(または赤外線・磁気センサーなど)をコネクタに差し込む
  2. 抵抗やはんだ付けは不要。
  3. PCアプリで希望のモードを選ぶ
  4. 保存すれば完了
  5. 展示先では電源を挿すだけ。スイッチ操作に合わせて光が動きます。

そのほかの便利機能まとめ

機能できること使いどころ
6チャンネル個別設定6本のLEDをそれぞれ別パターン・別タイミングで制御コクピットの計器灯+武装発光など、1台で複数演出
   
設定ファイルのインポート/エクスポート作った光り方を保存・共有・バックアップ友人とデータ交換、イベントごとに設定を切替え
ワンショット/連続モード一度だけ光る or ループ再生を選択可能発射エフェクトは1ショット、航行灯は連続…など用途別に
スタートディレイ電源ON後に○秒待ってから光らせる段階的に点灯して“起動シークエンス”を演出
モバイルバッテリー駆動USB電源ならどこでも動作、Type-Cケーブル1本野外撮影・イベント卓・コスプレ移動中でも安心
基板裏面実装で薄型部品はほぼ表面実装。フラットで取り付け自由度アップ狭い機体や薄型小物にもピッタリ収まる

これらの機能を組み合わせれば、「展示用にゆっくり点灯 → 撮影時は一気にフラッシュ」など、シーンや目的に合わせて自由自在にライトアップできます。

LED_Controller_for_Models_CTの使い方  設定アプリ 2025.02.14版

最初に

起動したら画面右端のデバイス検出を確認してください。

正常に接続している場合、下記の検出済みの表示になります。

SW設定

パターンを設定し設定ボタンを押すことで基板上にスイッチの動作が書き込まれます。

出力設定

LEDは1~6までの6点の制御が可能です。回転灯のみ複数の出力を使用する排他仕様になっております。 設定ボタンを押すと基板上に保存されます。

注意:回転灯について

回転灯のみ1~3、4~6の出力を強制的に書き換えます。

初期遅延時間について

主スイッチが入ってから 出力をスタートさせる時間を出力ごとに設定可能です。

例:出力1 点灯→ 5秒後に出力2を点滅のように時間差による演出を行うことが可能です。

設定リスト

基板上に保存された各出力の設定値を表示しています。 チェックは入っている機能が有効で機能しているということで外すと無効となり点灯しません。


開発環境は以下のとおりです

・ファームウェア開発環境

MPLAB IDE v8.92

MPLAB C18 v3.43

・設定アプリ開発環境

Visual Studio 2010

開発言語 C#

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