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ビットレ自作キーボードワークショップをプレ開催致しました!
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ビットトレードワンでは6月、自作キーボードワークショップと称し、初心者の方を対象に弊社より発売されております自作キットをみんなで組み立てる会を実験的に行っておりました。
簡単にですが、会の内容をお伝えしていきたいと思います。
===一日の流れ===============
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お昼過ぎ、集合。簡単なミーティング。
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6月9日、 今にも振り出しそうな不安を感じる雲の中でしたが、参加者の皆様しっかり開始時間にご到着。やる気ばっちりです。
本日の参加者は全員はんだごて初心者。
中学校以来はんだは……という方がほとんどでした。
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まずは皆で今日作るものを整理。
買い物前に概要を確認する事で、今日どんなキーボードを作るか今一度考えてもらう事を目的にしています。
スイッチやキートップ、そして配列。
これらに悩んでこその自作キーボードですからね。
遊舎工房様へお買い物。
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遊舎工房様ありがとうございました!
https://yushakobo.jp/
幸い天気も持ちこたえていたので、一同で遊舎工房様へ部材調達。
弊社のキースイッチなども用意はしておりましたが、店頭にて豊富なパーツを見比べることでより充実した自作が行えることは必然。
皆さん真剣に眺めながら頭の中で構想を練っていますね。
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じっくり1時間ほど買い物をしてから、帰還。
一方会場でははんだを温め、参加者を待ち構えるゲストの姿が……
組立開始。まずははんだ講習。
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参加者が会場に戻ると、そこには手頃な抵抗と余った基板を携え、はんだ燻らす弊社社長の姿が。
折角なので皆様の前でデモンストレーション等させて頂きました。
お見せできないのが勿体ないので10年くらい前に社長が撮っていた動画を貼っておきますね。
参加者の方にも余り基板に”無駄な抵抗”を取り付ける練習をしてもらいました。
この辺の準備は広く電子工作キットを手掛ける弊社ならでは……と自賛してみたり。(ラズパイ拡張基板や赤外線、タッチセンサなど色々やらせて頂いております!)
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それぞれお気に入りパーツの見せ合いもそこそこに、いざ作業開始!
苦戦しながらもはんだ力を高める参加者たち
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自作なら、やはり特徴的なキーボードを作ってみたいという気持ちの表れでしょうか。
まずはダイオードの取り付けから各員一斉にスタート。
手元の端末で弊社Webマニュアルも確認しながら半田付けをすすめています。
ダイオードとキースイッチの取り付けは数こそ多いものの難易度は易しめ。
参加者の皆さんも最初こそ戸惑っていたものの、慣れてくるとどんどんスピードが上がっていました。
しかし、ProMicro(マイコンモジュール)の取り付けが第一の関門!
12本足のピンヘッダを取り付ける作業にはかなり苦闘した様子。
弊社スタッフの指導を受けながらなんとかこなしていきました。
もうすぐ完成!
キースイッチの取り付けがすすんでくると、いよいよ各参加者の個性が出てきますね。
弊社販売の青・赤・茶3色構成やオールゲートロン構成、ロープロとノーマルの混在も見受けられます。(ちょっと半田付けが難しかったですね……)
ワクワクして半田付けの手も思わず早くなってしまいがちですが、
「スイッチがしっかり枠に取り付けられているか」
「しっかり半田付けされているか」
油断せずしっかり確認しながらの作業が大事です。
出来上がったら自慢しよう!
4時間から5時間ほどで、全ての参加者が半田付け工程を終了!
残念ながらマイコンの破損やスイッチの取り付け不良なども出てしまいましたが、全ての参加者が少なくとも片方のキーボードを、立派に動作させることが出来ました。
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業務中の使用を想定した非常に軽いタッチが特徴的でした。
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アイコン印字のキーキャップとパステルカラーがいい味出してますね!
DTMのお供に使われるとのことです!
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左手用を2個制作し使い分ける、という試みとのこと。
スイッチの配置で分かる通りのゲーミング用途向けだそうです。
ロープロファイルと通常軸の混在は熟練の弊社スタッフがお手伝いしちゃいました。
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こちらも業務で使用する為の軽い感触を求めていたとの事!
おわりに
スイッチの半田付け不良やProMicroがうまく付けられないという問題がありつつも、全ての参加者が最低でも片手分のキーボードを無事動作させることに成功!
皆さん満足げにお帰りになられました。
残念ながらうまく動かなかった分も弊社の熟練スタッフがしっかり対応。
半田不良等をすべてキレイに仕上げて皆様のもとへ後日配送し、無事動いたとの報告を頂いております。
ビット・トレード・ワンとしても初めてのイベントという事で色々と至らない点、反省などありましたがまずは無事成功したことにホッと一息。
一般募集での次回開催等を企画しておりますので興味持たれた方は続報をお待ちくださいね!