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IoTを始めよう! ゼロワンシリーズを使ってブービートラップを作ってみた。
”ラズベリーパイ ゼロワンシリーズ”5製品より”ADRSZPY 焦電センサ拡張基板”と”ADRSZSN ソレノイド拡張基板”をNodeーREDを用いて連携させ、人が通ると投石器が作動するブービートラップを作ってみました。
ソレノイド……皆さん 大好きでしょ?
システムのざっくりした概略図は以下のようになります。
今回、2つのラズパイZeroを繋ぐ手段として、Beebotteが提供するMQTTブローカーに、ラズパイのNode-REDを用いてPub/Subを行う形をとりました。MQTTとNode-REDの設定についてはこちらをご覧ください。
このシステムでは、焦電センサの検知状態をブローカにパブリッシュし、ソレノイド側のラズパイZeroでサブスクライブしてソレノイドを駆動します。
焦電センサ側のNodeは以下のように構築しました。
GPIOで焦電センサの出力を受け、そのままMQTTでパブリッシュしています。
また、ソレノイド側のNodeはこのように作りました。
MQTTからサブスクライブしたデータをそのままGPIOに出力しています。
今回は通信するデータが0か1かのBool型だったため、とてもシンプルな構成に出来ました。
(※PIN37への出力は、ゼロワン基板のSTATUSランプを点滅させるためのNodeです。)
システムの全体写真です。
さてさて、このままでは、投石器を作動させることができません。 投石器を作動させるためにソレノイドを逆向きに使用します。
以下のノードをソレノイド側のNode-REDに追加しました。
遠隔型なので、センサを自由に配置できます。
また12V駆動のソレノイドにも対応し、大型な機構の制御も出来ます。
Node-RED,MQTTで組み合わせることで活用の幅が大きく広がるラズパイZero-Oneシリーズ、皆様もぜひIoTの第一歩を、このシリーズで踏み出してみてはいかがでしょうか?
使用部品
ラズパイZero W×2
ADRSZPY 焦電センサ拡張基板
ADRSZSN ソレノイド拡張基板
ACアダプタ 秋月電子通商 12V1.5A GF18-US1215-T \950
ソレノイド タカハ機工 CBS10290410 \2050
電源ジャックー端子台変換コネクタ \80
IoTを始めよう!ゼロワンシリーズでラズパイゼロの準備とNode-REDとMQTTのお話し